2010年10月14日木曜日

読書記録:不毛地帯1

白い巨塔から山崎豊子ファンとなり、テレビも小説も楽しんでいた。この不毛地帯も相当に期待したのだが、どうもテレビのほうは今ひとつインパクトがなく、話の展開に無理が多いので、途中で見るのをやめてしまった。やはり小説のほうが、自分なりに想像できて楽しい。

2010年10月2日土曜日

読書記録:オリジナルワンな生き方

アメリカ人の異様に前向きな態度をまとめた本である。こちらも前向きな時には納得が行くのだが、人生そうとばかりとは言えないので、落ち込んだときにどう思うかは人それぞれで、このような前向きな態度は、むしろ嫌味に思えてしまうこともあるだろう。

2010年9月30日木曜日

読書記録:日出る国の工場

初めて村上春樹の本を読んでみた。まあ小説家らしく面白おかしな言い回しが多くて、楽しんで読んだが、得るところはあまりない。やはり自分には小説や小説家は合わないのかもしれない。読書に何か得るところを求めてしまう自分にはどうも。

2010年9月19日日曜日

読書記録:人生がちょっと変わる

色々な本を読んできたが、どちらかと言うとノンフィクションやハウツーモノが多いように思う。読書によって現実を知りたいと言う思いが強いからであるが、かといって新聞記事のように、報道文章では読み進むことはできないと思う。
柳田邦男の本は実はあまり読んでいながったが、実はドキュメンタリーとして相当に多くの作品を発表している。吉村昭に立場的には似ているところもあるが、どちらかと言うと柳田は現代を対象にして、同時代人として事実を集めて分析している。
また自分の読書の方向に1つ可能性が加わったと思えた。事実を見る目を持つと言うことは、情報過多の時代において、正しく生きるために不可欠の能力だと思う。本当に大切なことを見失わないようにするために、読書を続けてゆきたい。

読書記録:三陸海岸大津波

小説は殆ど読まないのであるが、吉村昭だけは以前から読んでいる。まあ小説とは言っても、歴史的な事象を題材にしており、事実を調査して記述することを進めており、ノンフィクションと言っても良いかもしれない。その部分が安心して読めるところだと思える。
しかしこの三陸海岸大津波は、主人公がおらず読みものとして読むと捉えどころがなく、色々な事実を書き連ねているのであるが、事実の積み重ねから感じられるところが大きいものの、色々な人が登場するものの、大きな感動を受けると言うことはなかった。
まあ自然災害においても、色々なドラマがあるはずだろうから、もう少し別の書きぶりもあったと思うが、この本は記録としても意味合いが大きすぎて、どうも作者の思いを受け取ることが出来なかった。もう少し「人」を中心において欲しかったと思う。

2010年9月4日土曜日

読書記録:伸びるチームをつくる

久しぶりのビジネス本であるが、著者がアメリカ人だとどうしても人間を対象と捕らえる傾向があり、生きた人間として捕らえていないような気がする。なので、こんな単純が考え方で本当に伸びるチームが作れるのだろうかと、少し信じられないところがある。
しかし原理原則というものはあって、客観的に分析された内容には、それなりの真理があるはずであって、それを無視して自己流にこだわっていては正しい方向に進めないと思う。まあ色々な立場があるので、皆が同じ方向を向く必要はないがバラバラではいけない。
チームを作っているのはあくまで人間であって、モノではないのでそこを間違えてはいけない。生きている人間を相手にしていることを中心において、誠意を持って接することが大切なのだと思う。そうだね。

2010年9月3日金曜日

読書記録:日本辺境論

久しぶりの内田本である。いつもながら複雑な問題に対して斜めから光を当てることで、その形をより明確に浮き上がらせることに成功していると思う。問題と思われていることも、考え方を変えれば個性や文化として理解することも出来て、知的興奮が味わえた。
ただ武道と哲学の話題ではいつも分からなくなってしまう。自分自身に用語の理解が足りないことと、生活的な感覚では理解できない内容だからだ。ここらへんも何度も読み進むことで、大枠は理解できるようになりたいと思う。知ることがこんなに楽しいものだと思った。
色々な取り組みがある中で、問題意識を変えるだけでこうも見通しが良くなることかと思った。あれこれ騒ぎ立てるのではなく、問題解決に絞って思考し行動することで、相当のことが出来るように思う。まずは行動することだね。