小説である。あくまで小説である。小説であると思いたい。人間はそういうものかもしれないが、そうならないように努力する存在であると思いたい。この本は非常に気持ちが悪くなる本である。読了感は非常に良くない。人間の一番嫌な部分を見せ付けられたようだ。
作者はこのお話に何を込めたのだろう。こういうものなのだ人間と言うのは、を示したかったとすれば、それほど人間は残酷になれるものではないと思う。かといってこういうことを全く否定できる存在かと言えば、昨今の残酷な事件を見るとそうも思えない。
と言うことで、何が何だか分からなくなってしまった。それが作者の試みだったとすれば、まんまと乗せられてしまったことになる。まあ、それで4時間ぐらい別の世界に居られたとするならば、それはそれで興味深い時間であったわけだ。ああ、何だか、嫌な気持ち。
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