2009年11月18日水曜日

読書記録:日本の難点

最近ビジネス本から展開して、社会論を良く読むようになった。とは言っても、難解な古典ではなく現代の著者が現代を読み解くための解説本である。教員として毎日色々な問題に直面するが、現場に真実があるのだが現場だけでは本質を見失うような気がしている。
現場を十分見たうえで、一度そこから離れて見渡してみると本当の流れが分かるような気がしている。そんなときに社会論の読書は、現実の問題を整理するためには非常に有用である。ああ、問題はそうだったのかと理解できると、解決できなくて多少は安心できる。
社会の色々な問題はそれはそれは複雑なので、単純な白黒をつけることは出来ないので、単純な解決は期待できない。とすると必要なのは、現状を正確に判断することだと思う。まずは正しい現状認識こそが、新しい未来を展開できるのだと思う。複雑なものを単純にしてはいけないのだ。

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