2009年3月19日木曜日

読書記録:子どものための哲学対話

哲学というのは、論理なのだろうけれど、完全に納得がいくまで考えたことがない。感覚的には分からないことは無いのだが、どうも疑問が残ってしまう。何だか屁理屈のように思えて、もっと率直に感じることの出来るほうが、自分にとっては嬉しい。
この本は子ども向けに体裁がなっているが、内容としてはそんなに簡単ではないし、ましてや道徳的でもない。何も知らずに読んで、これを信じてしまったら、社会生活が混乱してしまうような内容もある。なので実は、子どもには読ませられない。
まあ高校生になって、色々考えが深まり、社会の表と裏や本音と建前などが分かるようになったとき、そのときには考えるヒントとしては、とても良い本だと思う。でも、自分の日常から離れて、相対的にものを見る習慣が必要だとは思った。

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