これはキューバ危機に関する戯曲であり、殆どの内容は歴史的な事実に基づいており、世界が滅亡するような危機になっていたことがわかる。冷戦下では、非常に有能であるはずの国家指導者らが、非常に感情的な思考しか出来なかったことがわかる。
本当に人間と言うのは、感情の動物なんだと言うことがわかる。合理的な判断や理性的な決断と言うものとは遠い存在なんだ。まあ動物の一種なのだから、それが本当なのかも知れないが、もう少し歴史の批判に耐える判断をしてもらいたいものだ。
戯曲の脚本のような内容なので、さっと読んでしまい、物足りない気もする。もう少し具体的な歴史の知識があれば、もっと楽しく読めたのではないかと思う。
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