一度読み始めたが、どうも乗り気でなくて中断していた。命や医療を考えたくなって、再び手に取り、後は一気に読んでしまった。んーーん。自分には真似が出来ない人生だなと感じ、しかし、もう少し命を大事にしてゆこうと思った。
今は、一応健康体なので、命に関して特別に意識することはない。ただ、これを幸せと思うことはなく、常に不平不満の毎日を送っている。このような普通に生きられる幸せを意識しないのは、実は不幸なのかも知れないと思う。
本の中で恩師の話がある。重病の末期患者で、医者や看護婦に文句ばかり言って治療が進まないほどである。困った彼らは上司に病院から追い出してくれとお願いをする。しかし、恩師は一言「あの人は病気で、私たちは病気ではない」
病気にも色々あって、体の病や心の病、実は命の病の表裏だとも言える。いくら辛くても、自分の意志で努力できる体と心を持ち続けられるという幸せを、良く考えなければならないと思う。どうでない人もいるのである。
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