2007年12月23日日曜日

研究活動:計算機と家電製品

実は、ずーーと14インチブラウン管のテレビデオを使っていて、それで満足していた。しかし、10年以上たって経年劣化は免れず、最近、叩かないと映らなかったのが、ついに全く映らなくなってしまった。そこで、地デジ対応もあることなので、奮発して液晶テレビを購入した。まあ居間の大きさに合う程度の大きさにしたので、それなりに大きい。
それで、これまでのアナログ生活から一挙にデジタル生活に変化した。これまでは普通のテレビでも十分と思っていたのだが、地上デジタルやBSデジタルを見ると、もう後戻りは出来ないという感じだ。画像の見易さで言っても、格段の違いがあるし、それが非常に使いやすいGUIで使えるようになっている。(どうしてもPC的に見てしまう)
今時のテレビはLAN端子があって、IPをつけるとウエブまで見られるし、番組表も画面に出るから新聞も要らないし、録画も番組表を選択するだけなので簡単だし、こんな便利なものをもっと早く使えばよかったと思うしだいである。また、目的が固定的であるにしても、買ってすぐにこれだけの便利さを満喫できるのは、家電様様である。
一方で、こちらもやっとのことビスタのPCを使い始めた。しかし、慣れないせいかどうも使いにくい。自分の使い方が決まっていて、それを再構築するのだが、これまでの慣れを変えることはとても難しい。見栄えもするし、安全性機能性も向上していると思うのだが、それを使いこなすまでの経験や修行は、家電とは全く異なっている。
それぞれ目的が異なるものを比較してもいけないが、特徴を持って進化した結果だろう。同じことはゲーム機でもあって、今流行りのWiiなどは完全に家電製品のノリで買ったその日に満喫できるようなつくりになっているが、PS3は色々と設定したうえでさらにシステムのバージョンアップが必要になっている。
商業的にはWiiが好調なようだが、これは一般大衆向け家電製品としてのゲーム機を追求した結果の成功だろう。一方PS3はあくまで計算機であって、カスタマイズやメンテナンスが不可欠のマニア向けの製品であり、そもそも対象とするマーケットが違うような気がする。PS3のとても高級感のあるつくりには感心する。
自分はあくまで計算機を追及したいので、PS3を応援しているのだが、ビジネス的に性急に判断をせずに、折角のPS3の展開まで頑張って欲しいと思う。利用者がその価値を理解できるようになるまで、何とか生き延びて欲しいと思う。はやく、キラーアプリケーションが出てくるのを待つばかりである。

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