2007年12月13日木曜日

研究活動:VRとGT5

実は数年前まで相当本気でVRの研究をしていた。それなりのシステムを開発し、建築計画の共同研究に活用し、これを手法にして博士課程の学生が学位を取ったぐらいだから、相当の力の入れようだったと思う。完成度も高く、すぐにでも社会に出せると思ったのだが、あれこれ手を尽くしたのであるが、さっぱりダメ。
シーズ展示会などで企業の方にプレゼンしても、興味は持ってくれるのだが、具体的な活動には進まない。実は見え方を調べるために眼科医の方とも共同で行ったにも係わらず、社会的には日の目を見ていない。たぶん自説によれば、この一見開発と見える活動も、実は目的があくまで研究にあったので、その研究から社会への壁が突破できなかった。
月日はたって構造解析やグリッドをコアにした研究を進めるうちに、共同研究先がIT系や自動車関係に広がってきた。並列処理のクラスタ研究を展開しているうちに、重要なアプリケーションとして、自動車部品の関連が大きくなってきている。まあ、地域的に言っても日本を牽引する産業の1つの地域なので、そうなるとの道理だ。
そこで、VR好きと自動車への興味が高まり、現在グランツーリスモという自動車レースゲームに凝ってきた。これはお遊びと言うには失礼な完成度の高さで「リアルドライビングシミュレーター」こそが正しい呼び方と言えるほどだ。今日12月13日は、満を持してPS3専用のGT5prologueが発売になるとの事で、非常に楽しみだ!
ライバルメーカーの白いゲーム機の話題が多いこのごろだが、市民のゲーム機はそちらに任せて、シミュレーターとしての性能をどんどん高めていって欲しいと思う。ジャンルが違うものを比べても無意味だし、AV機器の仲間にするのも中途半端だ。PS3の高度な演算能力を生かすもの、PS3しか出来ないものを出すべきだろう。
そこで提案は、PLAYSTATION 3 for Simulator と命名して、メモリを2Gまで増やし、スロット関連を省略し、ネットワークを1Gを2本束ねられるようにして、BDは読み書きし出来るようにして、大容量外部記憶装置として、シミュレーターとしてのとんがった仕様を期待したい。市場は少ないが、期待は大きいと思う。

0 件のコメント: