給料をもらう立場になって相当になるが、これまでお金のことは殆ど気にしていなかった。まずは食べているけるだけは必要だが、それ以上については余裕も関心もなかった。しかし、先のことを考えると、そうとばかりも言えなくなり。ある程度の知識は持っておこうと思い、早速、この1冊を選んで読んでみた。
書店に行くと、株式投資の本がそれこそ何十冊と並べられていて、どれから読んでよいか、迷うぐらいである。しょうがないので、Amazonのコメントを色々と見比べて、取りあえず選んだのがこの本である。まあ、他の図書に比べて、それなりに論理的に書かれているし、煽っている印象も受けず、結構、参考になった。
しかし、書店で別の本を読んでいたら、この本で合理的に勧めている内容が、非常に断定的に否定してあって、どっちが正しいのか?迷ってしまった。これだけ言っていることが正反対だと、どちらかだけを読んで信じてしまったらと思うと、非常に怖いことになる。真実は1つではないと思うが、正反対というのも困る。
一応、研究者の端くれなので、論文では最善の努力を行って真実を記述しようとし、見解の違いがあっても、真実に収束してゆくものと信じてきた。しかし、この手の本の煽り方や否定の仕方には、んーーーんと疑問を抱かざるを得ない。個人の経験や主張は、嘘ではないと思うが、非常に限定的な真実に過ぎない。
と言うことは、当たり前だが、読者たるもの、書籍の内容を鵜呑みにせず、最低でも複数の情報源を持って分析し、自分なりに納得の行く情報としなければいけない。まあ、科学的真実の要である再現性を持たないもの、誰が行っても同じ結果にならないもの、これには相当用心したほうが良いと言う事だね。
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