2007年4月27日金曜日

研究指導:愚直になろう

このごろは、昼間が出張の連続だと、学校の業務が滞ってしまうので、夜中に研究室に行き、仮眠をしながら朝まで作業を進め、翌日の予定の準備をしているような、自転車操業状態である。そのため、研究室には24時間誰かが居て電気が点いている状態になった。
この様な状況は、計画的に作業を進めるという観点から言えば問題であり、即刻改善が必要なのだろう。しかし、研究とはそんなに甘いものではない。出来るか出来ないか分からないものに挑戦するわけで、業務のように定時に終わっていては、いつまで経っても成功はしないだろう。
いまのスタッフは、皆フレッシュマンで、高い志を持っているので(一部は違うが)適切な目標と強い動機付けが出来れば、若さを武器にどこまでも努力してくれる。なまじ、頭が良かったり要領が良かったりするとダメだ。そこで大事なのは「愚直」だと思う。
自分が学生のとき、とある爺さん先生から習った科目は、授業中科目の内容はそっちのけで、ひたすら「愚直」を連呼し続けた。そのお陰で、25年経っても頭にこびりついていて、自分の行動原則になっていると思う。下手な授業よりも役に立っている。
自分を含め、世の大半の人は平凡な才能しかもっていないと思う。であれば、凡人が成功するためには努力しかなく。そこで必要なのが「愚直」の精神であろう。「愚かだと他人に言われようと、自分の信じる道を真っ直ぐに進む」この先にしか、成功はないと思う。

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