2007年4月26日木曜日

研究指導:本当の目標は何?

研究室の組織を運営していると、毎年スタッフが入れ替わって、毎年違った雰囲気になる。意気投合する者もいれば、避けるものもいる。他人は自分ではないので、自分とは異なる目的と意識を持っているから、単純に動機付けは難しい。
でも、研究室と言う組織としては、1つの目標に従って欲しいし、そのための努力をするのが当然だと思っている。しかし、最近のスタッフを見ていると、どうも、そうではないらしい。率直なところ、「研究室に何しに来たの?」と疑問になる。
自分を高めるために来ているのでは?そのためには何をしなければならないの?そういうことを自分で考えて実行できずに、社会に出て一人前になれるの?と疑問に思う。でも社会って、そんなに厳しいところではないのかもしれない。
結構、いい加減な大人は多いし、すべての社会人が全力で努力しているとは思えない。皆、結構適当にやっているように見える。そういう社会に出ていくだけなら、学生時代も適当にやっていれば良いのかもしれない。疲れないしね。
でもそれじゃ、一流になれないだろ?そうは思わないのかな?子供のころからの、悪平等主義で、みんな一緒でみんな仲良しと思って大きくなると、努力してもしなくても、皆一緒という幻想をもっているのではないかな。
なんか、ほんの一握りの勝者だけが、すべて勝ち続け、残りすべてが負け組という、超格差社会が、すぐそこにきているのではないかと思うのに。大人になってからでは、取り返しのつかないことになると思う。ダメもとで、そう言い続けていこう。

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