今回の家族旅行で、最も期待していた「マングローブの森をカヌーとトレッキングで探検ツアー」に行って来ました。一言で感想を言うと「お金も時間もかけたけど、それなりの価値があった」というところです。マングローブが生えるのは、熱帯で川と海が重なるところで、非常に浅い川です。そこをカヌーで30分ほど上って行き、さらに1時間ほどジャングル(とは行っても一応けものみちぐらいはある)をトレッキングで進み、大きな滝まで行きました。滝をくぐると奥の滝つぼに入れるのですよ。色々貴重な体験をしました。
まあ、小さな子供でも行ける観光コースなのですが、とてもドキドキして楽しい探検でした。道具もすべて用意され、10人のツアーで3人もガイドが付いて送迎付きで、至れり尽せりで、こちらはバスタオルと着替えだけ持ってゆくお気楽ツアーで、お金だけ出せば手に入る体験でしたが、これで良いのかなーとも思ってしまったのも本音です。本当の探検なら、お金以上に、準備や訓練に時間を掛けて、色々な試練を乗り越えないと、この体験が出来ないのだと思います。
まあ、普段ハイキングなどに出かける里山も、元をただせば人工林で、人間と自然の共生の産物だそうですから、人間が手軽に(命を掛けなくても良い)行けるところというのは、所詮はそういうところなのでしょう。本当の自然、本当の山岳、本当の森林、と言うのは、人間の侵入を拒否していて、相当覚悟をして、命を掛けて向かわないといけないのでしょう。そういう意味では、里山もマングローブの探検ツアーも、所詮は自然の手のひらでの戯れに過ぎないのかもしれません。
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