2010年6月15日火曜日

読書記録:私の身体は頭がいい

内田本である。今回は武道に関するお話であり、これまでの話題と比べて若干理解しづらいところがあるが、それでも本質的な部分は理解することができた。生きてゆくうえでは、色々な場面に遭遇するが、まずは生き延びることを目的とする武道の考えは重要であろう。
まずは敵を作らないこと。これは色々な意味があると思うが、内田氏の言い分は対立するものをそのままの状態で両立させること。それを認めることで敵としないことだと思う。また敵に対して礼儀を尽くすことで、その攻撃を無力化することも出来るとのこと。納得が行く。
自分としては武道の変わりに登山を挙げて、身体について考えてみたいと思う。これはまさに人生を象徴する活動であり、様々な状況の中で安全な山道を見つけながら、頂上を目指すこと。その過程では、動物や植物や地形との情報交換をすることになる。いずれ登山論を書いてみたい。

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