2008年10月14日火曜日

読書記録:トヨタ生産方式

別に直接に仕事で関係するわけでもなく、個人的な興味として工場や生産には、非常に関心があります。もし、この職業でなかったら、喜んで工場で働きたいと思っているぐらいです。この本は、最近はそうではないものの、世界のトヨタを作った要中の要と言える本だと思います。
販売価格が第3次産業の部分で決まってしまい、輸出などでは為替の影響をもろに受けるわけで、設定条件となっています。そこで利益を確保するならば、原価削減しかなく、要は如何に安く作るかということ、つまり如何に少ない人間で短時間に作るかということです。
やもすると非人間的な部分で揚げ足を取られかねないのですが、製造業ではそれが宿命なのですから、甘えは許されません。そんなことしたら、企業自体が成り立たないわけですからね。ですので、この信念に満ちた生産方式がトヨタの根幹にあることは確かです。
でも実は、自分の研究作業にも応用できるような内容があります。論文の生産性を考えた場合、如何に効率的に作業をするかは、作業を如何に絞り込んで行うか、また論文作成の目標に本質的に必要な作業にのみ、選択し集中することが大切なのですね。

1 件のコメント:

ryos さんのコメント...

コメントの動作確認です。どうかな?