久しぶりに、目を真っ赤にするぐらいにボロボロに泣いた。お涙頂戴とは分かっているのであるが、もうダメ(実は翌日もYouTube見て泣いていた)。一応、実話をもとにしているそうなので、説得力があるし、話の始まりが昭和40年代で、自分の人生と重なっていることも、より一層の感動を覚えた。懐古的になってはいけないが、日本が一生懸命だった時代が非常によく表現されていると思う。圧巻は映画のラストで、主人公がポリネシアンダンスを踊るところがあるが、実際には炭鉱の少女たちが苦しい練習の末に舞台に立つが、映画の中でも女優さんが必至の練習の成果を発揮していた。
何だかこのごろ、「普通はつまらない」「一生懸命は格好悪い」「努力が報われない」なんて風潮があるが、この映画を見るとこれらとぶっ飛ばしてくれる力があったように思う。まっとうな世の中と言うのは、「普通の人間が一生懸命に努力した結果」で作られているのだと思う。それは、時代が変わっても真実としての残っているはずであるし、そうでなければならない。人生たかだが100年弱なのである。その中で、生きてきた証として何を残すのか「価値のある人生」と言うのは何なのか?人間としても最も大切な意義を、若い人もよく考えないといけないと思う。
それは、権力を持つことでも資産を持つことでもない。それは「美しい直向きな生き様」であると思う。そこでは結果も関係なく、努力している姿こそが大切なのである。神様はよく見ているもので、本当に努力している人に、そうそうひどい結果はもたらさないと思う。反社会的ではいけないが、自分が本当に信じる理念に基づいて、とにかく努力して欲しいと思う。
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