2007年5月27日日曜日

格差社会:社会資本の地域差

格差社会シリーズであるが、今日は隣の県の健康の森というところに行ってきた。この施設名は珍しくは無く、自分が住んでいる県にも同じような名前の施設がある。であるのだが、その設備の規模や程度や状態が、雲泥の差になっているのに、非常に驚いた。今回のテーマである社会資本の地域差は、非常に大きいものだと思う。
この社会資本の差は、税収の規模によるものだと予想している。多分、人口が731万人に対して210万人と3倍以上の差があると、これに比例して税収も差があるだろうし、産業規模にしても日本を代表する世界企業があるわけで、ものづくりの勢いを考慮すれば、多分想像以上の相当の差があるのだろうと思う。
そうなると、施設に来る人の数からしてまったく違う。こちらでは、よほどのイベントでもないと、ごった返すと言うことはないが、そちらでは、何も無くてもそれなりに人が集まっており、賑わいがある。また、駐車場代とか施設利用にかかる経費も、こちらでは何かと小銭がいるのに対して、あちらはバーンと無料である。
さらに違うのが、大規模な施設を作った後の違いである。施設は作ることよりもむしろ、その目的を踏まえて維持運営してゆくほうが大変だと思う。こちらでは、何かと施設運営の人件費削減になって、非常に寂しい雰囲気だが、あちらは客よりも多いぐらいの係員がいて、とても親切に対応してくれる。
とまあ、こういうわけで、人々が都会に憧れるのも分かる気がする。これだけ差があると、生活費や生活環境の不利な点を差し引いても、各種のサービスが受けられる大都市に意識が向かうこともやむをえないのだろう。それぞれに、それぞれの良さがあるのだろうけれども、何かこれも格差社会の1面を見せ付けられたような気がする。

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